たかが秀吉:二宮隆雄
総合:★(太閤殿下の魅力度:★ 話の面白さ:★)
私ははまらなかったです。
雑賀衆の男が主人公です。戦で秀吉に妻子を殺されて、復讐に燃えるのだが、身を隠した村で人々と生活していくうちにもっと大事なことに気付いて。。。みたいなお話です。
まず、秀吉様の出番がほとんどないです。出番の多さは期待していなかったのですが、秀吉への復讐とあらすじにあったので、もう少し秀吉の強者感とか楽しめるかと思いましたが期待外れでした。(まぁ、この期待は勝手に抱いたものなので、作者様にまったくの責任はございません。変な楽しみ方をしようとした私の責任です・・・)
物語のほうなのですが、私、主人公が嫌いです(苦笑)所謂、傾奇者が好きになれないたちでして、それゆえに感情移入がまったくできず。自分が好き勝手に生きた結果に妻子を殺されて、復讐って。。。あなたの好き勝手に生きたいという理由で平和の世の中の実現(天下統一)が遅れた事実とか、好き勝手に生きるために戦で殺してきた人とか、そういうのがあるのに、被害者ぶるなって思ってしまうんですよね~。
主人公に感情移入ができないために、彼の苦悩とか、復讐のための仲間との協同とか、村人に情が移って鯨獲りに夢中になっていく過程とかもただただ退屈に感じてしまいました。。。
主人公だけではなく、その他の主要登場人物全てに魅力を感じられなかったんですよね。残念です。
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