はじめに

日本の戦国時代が好きで、太閤殿下を偏愛しております。織田信長公(上様)も好きで、殿下と上様の2人が私の推しです。

自分の推し活動という名の趣味の記録と同じ趣味を持った方と繋がりを持てればと思い、このブログを始めました。

主な内容は今、以下の3点を予定しております。おすすめの場所とか本とかあったらぜひぜひコメントください。

①日本名城100名城を巡る旅にチャレンジしているので、訪問した城の記録を残せたらと思っています。

②日本名城100名城を巡る過程で太閤殿下に所縁のある場所を訪れたらアップしたいなぁと思っています。

③戦国時代の本も好きで読んでいるので独断と偏見で感想を載せられたらと思っています。基本的に太閤殿下が出てくる、あるいは少しでも関わりのある本を中心に読んでいます。直接のネタバレは避けますが、どうしても察してしまうような表現が出てくる点はご容赦ください。王道系(太閤記)などはあえて載せません。

 

どうぞよろしくお願いします

感想:北条氏照

北条氏照伊東潤

総合:★★(太閤殿下の魅力度:★★ 話の面白さ:

タイトルのとおり、北条家の武将、北条氏照が主人公です。彼を中心に北条家が滅んでいく様を描いています。北条氏照って北条家滅亡の戦犯扱いされること多い武将ですよね。。。

実は主人公に興味があったわけではなく、敗者の視点からみた強い秀吉様を堪能したいという理由で読みました。(動機が不純すぎて正しい楽しみ方ではないですね。すみません)

強い秀吉様を堪能するという当初の目的は達成できたので、殿下の魅力度については★2ですが、話の面白さが★1なのは単純に主人公が好きになれず、話に感情移入ができなかったことが理由です。

話自体はすごく読みやすくて、滅びゆく人々の無念さとか、武士の清さとかが凄くうまく表現されていて、さすがの伊東先生です。

只、私はどうしても主人公が好きになれなくて、結果、全てが自業自得やんって思えてしまって、主人公たちの無念とかに賛同きず。。。

・時勢が読めない無能っぷり

・自分たちだけが民を幸せにできると思っている傲慢さ

・夢ばかりを語る夢想家。(物語の中で八王子城がどんな素晴らしい城かを力説しているのですが、八王子城の惨劇を知っているので、あーって冷めてしまいました)

・自分たちの意地のために多くの人を道連れにしたのに、最後になんか俺はやることはやったから清く腹を切るみたいな雰囲気を出している自分勝手なところ(自己満足野郎!って思ってしまった)

以上が私が主人公の嫌いなところです(苦笑)

繰り返しますが、お話自体は面白いです。あとは、主人公が好きになれるかどうかだと思います。

北条家、豊臣秀吉による小田原攻めとかに興味ある方は一読する価値はあると思います。

 

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三重県旅行:史跡等々

松阪城と伊賀上野城の他にもちょこっとその他史跡や名所巡りをしたので簡単にご紹介できればと思っております。

伊賀忍者博物館

伊賀といえば忍者ですよね。展示物の他に忍者のショーもやっております。特に、忍者のショーは本当の忍者の武器を実践で見せてくれるもので、興味深かったです。

俳聖堂

俳句を芸術の域にまで高めた俳聖 松尾芭蕉の生誕300年を記念して、1942年に建てられた堂です。2010年には国の重要文化財に指定されております。

蓑虫庵

またまた、松尾芭蕉所縁の場所。芭蕉翁五庵の中で唯一現存する庵だそうです。芭蕉の門人 伊賀連衆の高弟 服部土芳の居宅。土芳はここで芭蕉の遺語を集めて「三草子」を執筆したそうです。

 

鍵屋の辻

曾我兄弟の仇討ち赤穂浪士の討ち入りに並ぶ日本三大仇討ちの一つである鍵屋の辻の決闘(かぎやのつじのけっとう)が行われた場所とのこと。寛永11年11月7日(1634年12月26日)に渡辺数馬と荒木又右衛門が数馬の弟の仇である河合又五郎を討った事件だそうです。

史跡旧崇廣堂

江戸時代、伊賀、大和、山城の領地に住む藩士の子弟を教育するために建てられた藩校。講堂などは創建当時のままだそうです。

 

入交家住宅

江戸時代の武家屋敷。入交家住宅は、寛政(1789年〜1800年)の頃、入交勘平が屋敷替えによって拝領した屋敷だそうです。屋敷の中が見れるようになっております。こういう和を感じられる昔の家、趣があっていいですよね!

 

忍者推しな駅

忍者が前面に出ている感じが可愛かったです。こういう駅、いいですよね。

 

 

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100名城:No48 松阪城

No48 松阪城

所在地:三重県松阪市

城地種類:平山城

築城年代:1588年

築城者:蒲生氏郷

築城者は蒲生氏郷ですが、氏郷が会津へ移った後は服部一忠、古田重勝が入城し、古田重勝によって改修が行われたと言われております。この松阪城は織豊系統の城郭として注目されているそうです。個人的に織豊時代とか、織豊系統という言い方、すごい好きです♡

こちらのお城も天守などがあるわけではなく、石垣などの跡だけが残されている形になるのでお城感は少ない城跡になっております。

表門跡

野面積という手法で積まれた石垣で防衛された枡形虎口になっています。

石垣

氏郷が築城した後、重勝が改修したこともあり、蒲生時代の石垣と江戸時代の石垣が残っているとのことです。上の写真が蒲生時代、下の写真が江戸時代のものです。蒲生時代のは野面積み、江戸時代のもの打込みハギ・算木積みの手法が使われているとのことです。素人目には言われれば確かに、江戸時代のほうが石垣の積み方が綺麗にみえるなぁぐらいの程度(汗)でも、時代の移り変わりを感じれますよね。

天守台にある石棺の蓋
個人的にすごく面白かった部分。築城には大量の石材が必要だったため、築城には松阪近郊の石という石が集められたと言われています。そしてその中には、古墳時代の石棺の蓋も混じっていたようで、写真のような石棺の蓋が天守跡に残っております

御城番屋敷

現存する最大規模の武家屋敷らしいです。かつては松阪城三ノ丸の中に位置していた場所とのことで、両側に槇垣を巡らした御城番屋敷が並んでいます。天守とか高いところから見下ろした写真を撮り忘れました。。。失態。分かりづらいですが、左右に屋敷が並んでいるのです。。)

 

一般向けに開放している家があり、武家屋敷の中も見ることができます。

 

100名城スタンプ




 

 

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感想:秀吉の活

秀吉の活:木下昌輝

総合:★★★★(太閤殿下の魅力度:★★★ 話の面白さ:★★

ホワイト秀吉様です。秀吉関連の小説の面白いところは作者によって秀吉像がホワイト寄りか、ブラック寄りかに分かれるというところかなと思います。(私は秀吉様はブラック寄りの性格をしているとは思っています)

このお話はピュアな太閤殿下を楽しめる作品です。秀吉の生まれから晩年を描いておりますが、合戦などの描写は細かくないので、合戦の臨場感みたいなものは楽しめません。どちらかというと人間関係とか日常に重きを置いている感じです。

信長様・秀吉殿下の主従関係が大好きな私は二人の絡みにもにやにやが止まりませんでした。いやー、尊いです。

そして、小説全体的に部活の青春のノリみたいのものがあります(良い意味で)。皆で協力してやり遂げていく、想いが引き継がれていくという感じの話の展開で、所々、うるっとしていまいました。特に、秀吉の継父の生き様とか、佐久間さんの想いとか、堤防に豆を埋めるシーンとか、秀吉が草鞋を編むシーンとか。(詳細はネタバレになるので、本でぜひ読んでください)

秀吉の継父や佐久間信盛の描き方は新しい気がしました。あと、官兵衛が残念な子みたいになっていて可愛かったです。優秀なんですが、残念な子です。全体的に登場する人物の人物像の解釈が新しいかもしれません。

あとは、明智光秀がちゃんと悪者でした。これ結構、私の中では重要でして。純粋な野心をもった光秀の描き方、私は好きです!大儀のために信長を討ったとか、実は黒幕がいたという解釈が本当に大嫌いなんですよね。特に前者。

 

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100名城:No47 伊賀上野城

No47 伊賀上野城

所在地:三重県伊賀市

城地種類:平山城

築城年代:1585年、1611年

築城者:筒井定次藤堂高虎

筒井定次が築城したが、除封されて、代わりに藤堂高虎が入城。高虎は家康の命令で大阪城攻めの拠点として改修を進めた。この城の見どころの1つである高石垣も高虎の改修でできたもののようです。(太閤殿下推しとしては忌々しいお城です)

 

天守

天守は三重三階、小天守は二重二階。いずれも木造の模造天守(1935年に建設)のようですが、天守があると、やはりお城!という感じがしますよね。

城代屋敷跡の石垣

筒井時代は本丸だった場所で、高虎の改修により城代屋敷になった場所。石垣は打込接という手法で積み上げられているそうです。

高石垣

水面からの高さが約23メートルもあるとのこと。圧巻です。これを見るだけでもこのお城を訪れる価値はあるかと思います。城は戦うための要塞だったことを如実に表している気がします。

100名城スタンプ

 

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感想:燕雀の夢

燕雀の夢:天野純

総合:★★★(太閤殿下の魅力度:★ 話の面白さ:

6話の短編構成で、タイトルは6話目です。「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」という故事から来ているタイトルで小説の内容と相まって洒落ていると思いました。

1話目:下剋の鬼~上杉謙信の父(長尾為景)の話

2話目:虎は死すとも~武田信玄の父(武田信虎)の話

3話目:決別の日~伊達政宗の父(伊達輝宗)の話

4話目:楽土の曙光~徳川家康の父(松平広忠)の話

5話目:黎明の覇王~織田信長の父(織田信秀)の話

6話目:燕雀の夢~豊臣秀吉の父(木下弥右衛門)の話

 

歴史において偉大な息子の陰に隠れてしまった父親達の話です。もちろん、その父親達も決して非凡ではなかったのだろうが、息子たちがあまりにも偉大過ぎた。。どの話も「父である前に侍であった」という点を体現していました。

只、長尾為景伊達輝宗松平広忠は人生において成功よりも挫折や苦境のほうが多かった故に息子へは純粋な期待があった一方で、武田信虎織田信秀は自身に自信があった故に息子に対しては嫉妬・恐怖を抱いていた部分もあって、父よりも侍として散っていったような気がしました。信秀が死ぬシーンは泣きましたし、信虎の引き際もカッコよかった。

そしてそして、6話目。弥右衛門は境遇としては恵まれていないので、本来は息子に純粋な期待を抱いてもおかしくないのだが、前の話の5人とは違って身分の低い侍もどきだった故に侍として成功したいという思いがとても強く、それゆえに息子に対する嫉妬というのは強かったように描かれています。(そこには別の理由も絡んでいると思うのですが、それはせひ小説を読んでください)そんな彼が出世していく秀吉に対して発したセリフが「己の素性でさえ偽りで塗り固めたお前がどこまで羽ばたけるのか、この目で見届けてやる」であって、私はそこに憎しみと共に愛も感じました。まぁ、秀吉の父親って素性がいまだに謎なので想像を膨らませやすいですよね。。

総合点は★3にしておりますが、話が面白い小説なのでぜひせひ読んでほしいです。読んだ後、切ないような温かいような気持ちになりました。

 

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100名城:No20 佐倉城

No20 佐倉城

所在地:千葉県佐倉市

城地種類:平山城

築城年代:1532~55年(不明)、1611年

築城者:千葉氏(不明)、土井利勝

佐倉城は石をいっさい用いない、土塁と深い空堀、水堀で守られた土造りのお城です。

城跡も再建された門や天守があるわけではないので、全体的に何もないThe 跡地という感じになっております。只、そこには確かに城があったんだという跡が残っているので、城の昔の姿に思いを馳せるのもロマンがある気がします。

あと、平山城のため、プチ登山でした。。。体力がない私には地味にきつかった。。

天守

空堀と水堀

私の撮影技術のせいで空堀が堀っぽくないように見えますが、きちっと堀になっていて、そこに落ちたら上るのは一苦労な感じでした

角馬前面の空堀

佐倉城最大の見どころのはずなのですが、私の技術。。綺麗に復元されていて、とても深い堀です。昔はもっと深かったのではないかと言われているそうです。これは実物を見てほしいです。国立歴史民族博物館の傍にあるので、歴史館に寄るついでにでも見れます!

100名城スタンプ