感想:尻啖え孫市(上)

尻啖え孫市(上):司馬遼太郎

総合:★★★(太閤殿下の魅力度:★★ 話の面白さ:

司馬遼太郎先生の秀吉は安心して読める!他の作品に漏れず、こちらの作品でも秀吉様の有能なところと人たらしなところが描かれていて最高です!

特に個人的には信長と秀吉の主従がイチャイチャしている(語弊・・)のが最高に読んでいて楽しかったです。信長が「藤吉郎、藤吉郎」と親しげに読んだり、金ヶ崎の退口から秀吉が生還したと知った時にすごく喜んだりと信長の秀吉愛が感じ取れる場面があって読んでいてニヤニヤです。

あと、孫市と秀吉の関係性も良いです。悪友的な描かれ方になっていて、とても好き。なんだかんだ秀吉に惚れこむ孫市っていうところが秀吉の人たらしっぷりを強調していて良いです!

只、ちょっと不満があるのは孫市が超人みたいな描かれ方されているので、ちょっと信長と秀吉が霞むんですよね。。まぁ、こればっかりは孫市が主役なので仕様がないですよね~。

あと、地味に家康が下げられているのが好きです(笑)家康嫌いなので。

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