感想:湖上の舞

湖上の舞:鈴木英治

総合:★★(太閤殿下の魅力度:★ 話の面白さ:★★

秀吉の備中高松城攻めがテーマの小説です。視点は攻める側ではなく、攻められる側から描かれています。そのため、秀吉がカレーの福神漬けぐらいの存在感。(福神漬け、美味しいです!好きです!一応)手強い敵としては描かれているのですが、ちょっと存在感が薄すぎました。

さて、お話のほうなのですが、なんとミステリー。孤島の館に閉じ込められた中、殺人事件が起こる。犯人はこの中にいる!徐々に暴かれる一族の闇。。。という感じで、え?!これ、戦国時代である必要ある?舞台が備中高松城である必要ある?と思わずツッコミを入れてしまいました。

ただ、ミステリーとしては普通に楽しかったです。戦国時代だから人名が覚えにくいんですけど。。

なので、そういう系のミステリーが好きな方は、歴史小説としてではなく、ミステリー小説として読んでみてください。