100名城:No14 水戸城

No14 水戸城

所在地:茨城県水戸市

城地種類:平山城

築城年代:12世紀後半、1593年、1625年頃

築城者:馬場資幹、佐竹義宣徳川頼房

水戸城は、日本最大級の土造りの城です。

元は平安時代末から鎌倉時代初期に馬場氏の手により建てられた館に由来し、後に江戸氏、そして佐竹氏の手を経て、慶長14(1609)年、徳川頼房公が水戸に封じられるとともに水戸徳川家の居城となったそうです。頼房公は三の丸や外堀の整備拡張を行い、二の丸に御殿を造営、併せて三階物見と呼ばれる櫓を建設したとのことです。尚、三階物見は1764年の火災で焼失、後に再建された際に屋根を銅瓦葺とし、天守らしく鯱を上げ三階櫓(御三階櫓)としたようです。

 

水戸黄門様とそのお供の像

ところで、水戸といえば「助さん、格さん、懲らしめてやりなさい!」「この紋所が目に入らぬかー!!」でお馴染みの水戸黄門様(徳川光圀公)ですよね。なので街の中にもばっちり像がありました。

 

薬医門

建立年代を特定する資料は発見されていませんが、安土桃山時代末期、佐竹氏が水戸城にいた時期に建てられたものと考えられているようです。この門の旧位置については、形式と規模そして風格からみて、本丸橋詰門とするのが適当とされておりますが、1981年に水戸城本丸跡地である県立水戸第一高等学校敷地内も移築されております。

高校の敷地内ですが、見学者には解放されておりますのでマナーを守ってみるようにしましょう。

大手門

水戸城大手門は、水戸城内で最も格式が高い門であり、何度かの建て替えを経てはいるものの、もとは佐竹氏が水戸城主だった1601年頃に建てられたものだと考えられているそうです。
現在の門は、2020年2月に天保年間の姿で復元が完了したものだそうです。外観は江戸時代初期の様式を残しており、土塁に取り付く大手門としては国内屈指の規模を誇るとのこと。

 

 

白壁

復元のものですが、それでも続く白壁はとても優美。さすが徳川御三家の居城と言う感じです。白壁(城)が現在の人々の生活の一部に溶け込んでいるのがなんともいえず不思議な感覚がします。

白壁と杉山門

弘道館

水戸藩第9代藩主徳川斉昭が、1841年に開設した日本最大規模の藩校です。最後の将軍徳川慶喜が、幼少期に学び、大政奉還後の謹慎生活を送った場所でもあります。幾度の戦火を免れた正門、正庁、至善堂は国の重要文化財に指定されています。

 

100名城スタンプ

 

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